Art challenge day4. 4日め。

Art challenge 4日めです。

5日間、自分の作品を3作品づつアップし、1日に1人づつ他のアーティストを紹介する

というアメリカ発FBでの遊び。

The 5 day art challenge Day 4

- I want to invite you to the 5 day art challenge 3 images a day for 5 days and 

nominate one other artist each day -


今回は2013年の作品から。


1.世界をあらわす一つの言葉

2.いつかの白い呼吸

3.目をとじて世界をなぞる

※全て個人蔵


この年は名古屋、銀座のギャラリーをはじめ、石徹白、松本と、展示範囲が広がり、

秋には日本を飛び出しフランス・パリへ。

この数年コンスタントにギャラリーで個展をしながら、ご縁のあった由緒ある土地で

の展示も得、このまま日本でこのテンポを保って発表できれば幸せだな、、、なん

て、安穏としていた昨年。

晴天の霹靂、大学の恩師からフランスでのグループ展の機会をいただきました。

初めてのヨーロッパ、きらびやかなパリ、夢見心地の中、ふと25歳の時の留学への憧

れが脳裏に蘇り、「こんな機会でなければ二度と行けまい!」と、憧れだったドイ

ツ、デュッセルドルフクンストアカデミーへ弾丸トラベル!!!(笑)

同行してくれた旦那さんと友人に背中を押されるまま(怖じ気づく私の背中を、本気で

グイグイ押すんですよ涙)、スケッチブックに片言のドイツ語「私は日本から来まし

た。この大学の教授に会わせてください。」の文字を書き、心臓バクバクしながら校

舎前をウロウロ(汗)

校舎の入り口も分からず(改修工事中でした)途方に暮れていたら、現場作業員らしき男

性が颯爽と登場、私のヘナチョコのドイツ語を読み状況を把握、ジャーマンシェパー

ドに待てするみたいに「今仕事中だからしばし待て!(ドイツ語)」

5分後、全く無駄のない動きで校舎内の学生課に最短距離で案内、「検討を祈る!(ド

イツ語)」と颯爽と帰っていきました。。。。

あの時の緊張を思い出すと、本当に愉快です(笑)

特に何をしに行ったわけでもなく、教授がいたら作品集を見て感想をもらえたらいい

な~なんて、ゆる~い出発点。人生最初で最後の弾丸ドイツ旅のつもりが、ご縁とは

本当に不思議なものですね。

翌年も、また翌年も、ドイツへ行くことになろうとは…。


出発前、お世話になっているギャラリーオーナーがもらした一言。

「このギャラリーから、世界で活躍するアーティストを輩出するのが夢だった…。け

れど自分の年齢を考えると、それはもう叶いそうもない。」

なぜか胸に迫る、忘れられない一言。

安穏としていた自分の中に眠る、「忘れていたけれどずっとやりたかったこと」が、

ドイツへの弾丸トラベルに駆り立てたのでした。


この年のコンセプトはあの晴天の霹靂を受け、失うことを恐れずに、今のこの流れに

乗ることをイメージしています。

執着や、思い込み、自分の中の決まり事、それらを全部手放した時に最後に残る、

たったひとつだけ持って生まれた、自分の命を最も輝かせることのできる道。

その道をゆくことが、世界と自分をひとつにする…。

詩のようなこれらの言葉は、私が考えたり作ったりしたものではなくて、いつも自然

と湧いてくるように生まれます。

私はただそれを受け取っているだけの、「うつわ」なのです。




目をとじて 世界をなぞる



ここまできた足先


ながれさる泉 わすれさる呼吸


いつかうしなう小道 いつかうしなう光




じぶんという異質なものをてばなして


すべてが やがてかえるところへ



未来はきえない 終わりはしらない



あなたは世界そのものということ




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