Art challenge というバトンがきました。1日目。

Art challenge

5日間、自分の作品を3作品づつアップし、1日に1人づつ他のアーティストを紹介する

というアメリカ発 face book での遊びだそうです。

東京の十一月画廊での個展にいつも来てくれる、上野謙介さんという版画家の方から

バトンいただきました。

The 5 day art challenge Day 1

- I want to invite you to the 5 day art challenge 3 images a day for 5 days and 

nominate one other artist each day -


まず1日めは、2009-2010の作品から。

1.いきものたちのいえ

2.せかいがはじまるまえのせかい

3.ユクエシレズ

すべて今はもう手元にない作品ですが、どれも思い入れのある作品です。


*以下2010年のコンセプト*


やがてしずかにひらかれてゆく


古代日本の「庭」は、神様をお招きする場所でした。

神を祭りそのお告げをきくために、祓い清められた場所のことを、

「清庭 (さやにわ) 」というそうです。


神降ろしの琴の響きに応じて、捧げられた祭器がかすかに音をたてる。

神様が一時すがたをあらわすことを、「影向 (ようごう•えごう) 」といいます。

神様のおとづれは音であったり影であったりしたのです。

祭祀はたいていが夜明け前の深い闇の中で行われました。

かすかな音ははっきりとは聞こえず、鳥の声にも虫の音にも神様の囁きを感じられた

ことでしょう。


私は制作する時、「自分のルーツは、すべての事物に神が宿ると信じられた、

この国のこの文化にある」のだと感じます。



古代日本の未明の空に

よるべなくただよっていた静謐な気配は

今も私たちの身のうちにひっそりと記憶されている

うつろな光とともに

やがてしずかにひらかれてゆくのを待って



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